占い師の将来性と現実の傾向

占い師と言う職業の現状としては、従来からの書籍による情報収集の他に、インターネットの普及によって更に便利に情報を得ることが出来る様に変化しています。職業として生計を立てて行く為には、個人事務所の開業ないし個人サイトを持つか、占い事務所への所属等が一般的に行われています。しかし、ここ数年ではプロの数よりもアマチュアからセミプロ段階の占い師が増えており、インターネットを利用して鑑定サービスを展開している人がいたり、中には趣味として友人や知人を占っている人もいます。鑑定料金に関しては、趣味の場合は無料で行っているものが殆どであり、セミプロともなれば料金を安く設定して収入を得ていると言うケースも見られます。
占い師の収入は、人気によって大きく左右されます。人気があればそれだけの収入が見込め、人気がない場合には稼ぎは少なくなる為、別に仕事を持っていると言うケースもよくある話です。仕事を始めて直ぐの時期は、仕事量もそうそう多くは無いのが現実です。しかし、そんな時期でも数少ない相談者に対し、丁寧且つ的確な占いを行い、そこで高評価や評判が良いと噂になり口コミで広がったりするようなことになれば、人気も徐々に右肩上がりになると言うことも大いに有り得る話なのです。相談者からの信頼を得て、実績も積み重ねていくうちに安定した収入を得られるようになると言われており、短期間で人気を得られるのは極々少数であり、多くがそれなりの期間を要する傾向にあるのです。
これから先、占い師と言う職業は無くなることは無いだろうと言われています。誰にも口外できない相談を打ち明けられる場として、悩みを解決する為のひとつの方法として等、理由は様々ですが、悩みや相談を聞く相手を求めている人は意外と多いのです。
ここ数年では、占いサービスが多様化している影響も有り、占い師自体の数も増加傾向にあります。占い手の人数が増え、占い自体も多様化していることから、相談者も分散してしまう為、1人当たりの収入自体が減少しているのです。その為、占い専業で生計を立てられているのはほんの一部であり、殆どが副業を行っていると言われているのです。
しかしながら、休日や勤務時間に比較的自由が利くことであったり、特別な免状や資格を要さないこと、年齢制限や性別が関係なく就ける職業であること等、門戸が広い仕事でもあることから、職業として志す人はいつの時代も絶えないのです。