高収入を得ていたり本を何冊も出版している著名な占い師には、共通点があります。
洞察力に優れていて、持ちかけられた問いに対して即座に気の利いた返事ができる点です。洞察力は先天的に身についている人と後天的に身につけた人がいて、一流の占い師には先天的に洞察力をもっている人が目立ちます。
小さい頃から感情の機微を見分ける能力に長けていることから多くの相談を受け、相談を受けることによって更に能力に磨きがかけられたのです。悩みとして相談されるのは恋愛と家族関係のことが多く、学生ならば勉強のこと、社会人ならば仕事のことと相場が決まっていて、人の悩みは代わり映えがしないことを知るのです。
若いうちから人間の悩みの本質を知ることで回答パターンも自然と整理され、相談者の悩みの要点を即座に見抜き助言を与えるスキルを獲得します。相談した人は自分が悩んでいて上手く言語化できない感情を汲み取られ、薄々感じていた打開策を示されることに驚くのです。
先天的に洞察力が身についた天才肌の人は自然と占いの道に進むことが多く、占い業界に入ってからも持ち前のインスピレーションを発揮して相談者の問題点を探り当て、的確な指示を与えることで相談者を救います。
後天的に洞察力を鍛えた人は占いに興味がある人が多く、趣味で占いをしているうちに年齢や性別、職業によって特有の悩みがあることを学ぶのです。元々、占いに興味があるので物覚えが早く、占いのテクニックを学ぶことに貪欲なため、コツやテクニックを瞬く間に吸収します。相談者から高い評価をされている占い師は、曖昧な助言をせずにハッキリと言い切るのが特徴です。時には相談者を叱責するほど強い口調で意見を言いますが、相談者から不満の声は聞かれず、よく言ってくれたと喝采する声のほうが多いのです。占いを申し込んでいる人でもどちらにしようか完全に迷っていることは少なく、いくつかの選択肢に絞っているか二者択一の段階まで絞り込んでいたりと、曖昧ながらも意見を持っています。占い師が相談にのる際には占いの結果から得た助言を言い切ることが重要で、判断できず迷っている相談者を叱咤激励し一歩踏み出させるのが仕事です。相談しに来ている人は優柔不断なので判断を下せず苦しんでいるので、誰かに判断してもらい命令されたいのです。そのため、相手の悩みに同調するだけでなく、強く意見の言える占い師が成功と名声をつかめるのです。