占い、というものを皆さんは信じますか?全面的に信じる、信じているという人はおそらく少ないのではないでしょうか。目にも見えず、科学的根拠のないものをおいそれと信じられないのも無理はありません。おそらく、ほとんどの方が占いと聞いて思い浮かべるのは怪しげな水晶玉や、タロットや占星術…といったものではないでしょうか。しかし、考えてみれば占いは驚く程身近に、私たちの生活に溶け込んでいるのです。
例えば、朝の情報番組の星座占い。「A型だから几帳面でしょう」なんて言われた人もいるでしょう。神社でおみくじを引いた経験も、おそらく大半の方があると思います。そう、私たちの日常には占いが溢れているのです。占いなんて信じないと思っている方でも「今日のラッキーカラーは赤」と言われれば、ネクタイの色を迷った時、赤にしてみようかという気持ちになりますよね。お子さんの名前を決める際には画数を気にする親御さんも多いでしょう。”占い”と身構えてしまえば怪しいかもしれませんが、実は私たちの生活にかなり密着していて、そしてその結果に左右されて決まる物事もかなり多くあるのが現実です。
それではそんな占いを専業とする占い師について、皆さんはどれほどご存知でしょうか?占い師と言っても、スタイルは沢山あります。占い師の方々に街角アンケート募集したところ、カードなどの道具を用いて占われている方が多く、中でもほとんどの方は自分の手になじむように高額なオーダーメイドなのだそうです。占い師なんて身一つでできるとお思いの方も多いでしょうが、お金が掛かっているようです。さらに募集したアンケートでは客層について項目があり、一番多いのは10代~20代の女性が多いようです。将来や自分のことについて不安を感じる方が多いのでしょう。意外と多いのは40代以上の男性で、こちらは健康や仕事についての悩みや不安を抱えていらっしゃる方が多いそうです。
募集したアンケートには「あなたの占いはどれくらい当たりますか」という項目もありました。驚くことに半数の占い師から「約50%」と低めの回答がありました。そこで、占いを受けた方にも匿名のアンケートをおこなった結果、ほとんどの方は占いの結果の当たり外れにかかわらず、不満を抱いていないという結果になりました。どうやら、占い全てを完全に信じて帰るお客さんはほとんどおらず、大半の方が目の前の悩みに対する、見えない角度からのアドバイスの一つとして利用されているようです。
自分の抱える悩みや不安の心の拠り所の一つとして、気軽に占いをしてみるというのも自分の人生を見つめ直す一つのきっかけとしてはよいのかもしれません。